03, 11. 2015 アカミヤドリギ


霜月初日は快晴で、今月は晴の日が多いかと期待したが、翌日の昨日は全く陽の射さぬ薄暗い一日となった。仕事もならず、手仕事をする気分にもなれず、教室の方が置いていって行って下さった、シュツットガルト在住の女性音楽家のエッセイを読む。端切れの良い文章で、ニュースからは見えて来ないドイツを中心とするヨーロッパの様々な事情が見えて来るのが面白い。

午後に入っても陽が射す様子はなかったが、雨の心配は無さそうなので、国道の南を歩いて来ることにした。日照がない割には、気温が低くはなかった。跨線橋を越えて、国道を渡る。酪農学園大学の敷地に入る。草地に座っている牛が見えた。西側の膨大な飼料用の玉蜀黍は刈り取られ、前回通った折には見えなかった西の白樺並木が見えていた。国道の北の鉄道林の遥か北西に、手稲山も見えていた。山頂付近が、大分白さを増していた。





並木になっているナナカマドに、ヤドリギが寄生している。実がもう熟していた。数本西のナナカマドに、アカミヤドリギを見付けた。前回は、未だ色付いていなかった。一部未だ緑色の実が残っていた。







更に西へ進むと、前回見事に色付いていたニワウルシの花が枯れて、実が出来ていた。突き当りの道立図書館の南へ廻る。南に並んだズミの樹の実が,完全にじゅくしていた。鳥達は此処でズミを啄んで、置土産のヤドリギを残して行く。最上段の社員は、此の地点のアカミヤドリギ。





ズミを見上げていたら、鳥の群が飛び立った。図書館の西の道を北へ戻る。帰り道も彼方此方寄り道をしたので、明日に続きを載せる。