29, 10. 2015 広くなる空


曇空から雨が降り出したが雨は長くは続かず、昨日は次第に天候が回復した。朝方は治まっていた風が、大きな量塊の雨雲を東へ運ぶ。10時過ぎには、青空の領域が広がって来た。陽が雲から出る時を見計らって、仕事を進めた。正午過ぎには、雲は消えて青空が広がった。昼食後もう一仕事終えて、買物がてらの散歩に出掛けた。

ここ数日着用していた厚手の革ジャンパーを薄手の革ジャケットに着替え、手袋も嵌めずに出掛けたが、寒くはなかった。すっかり空が広くなったナナカマド公園を、東へ通り抜ける。ハクモクレンが葉を半ば落とし、銀毛に包まれた冬芽が見えて来ていた。近隣では最も早く花を咲かせる桜は、葉が全て落ちて冬芽が見えていた。来春までは、冬芽の変化が愉しみとなる。




東の沢の西の道を、北へ向う。落葉が一層進んで、高速道路の東の木立が透けて見えて来ていた。庭木に絡まったヤマブドウが葉を落とし、暗紫色の実が見えていた。落葉松も落葉が始まった。路面の段差に、黄ばんだ葉が溜っている。





3番通りを越えて、北の住宅街を歩く。北東の庭の隅に聳えるテウチグルミも、葉が随分落ちてしまっていた。先日見かけた蕪は収穫され、洗われてベランダに干されてあった。長く楽しんだハマギクは、最終盤。花が朽ち始め、葉も黄色く色付いて来た。3番通りを西へ戻る。中央分離帯の樹々も、殆ど葉を落としてしまった。スーパーの裏手へ廻ってみる。少し霞んでいたが、手稲山が見えていた。昨年よりも山が見える日が多い。白く雪化粧した山並みが、その内見られるかも知れない。







夕食の素材を買求めて戻る。何処のワレモコウも大分前に切り詰められているのに、未だ姿の佳いワレモコウが残されていた。切り詰めるのが惜しまれたと思われる。今朝は曇空。今日は雨と雪の予報が出ている。