18, 08. 2015 栃の実を拾う


南方海上に並んでいる2つの台風から弧を描いて伸びる雨雲の影響で、列島は大雨やら竜巻に見舞われている。午前中晴の予報が出ていた当地も日は殆ど射さず、雲の多い一日となった。制作もならず、手仕事をして過ごす。2時過ぎに、前夜作成した書状を持って、散歩に出掛けた。

前日より、幾分蒸し暑さは解消されていた。書状を投函して、西へ向かう。中央の沢の遊歩道手前のお宅の庭で、ヒエンソウが咲き始めていた。もう何処のお宅でも、咲き終わった種。直ぐ傍の沢の樹々で、殆ど陽が当たらぬのが咲き遅れの原因らしい。前日見かけた桔梗を思い出した。遊歩道を、北へ向う。サルナシの実が大きくなって来ていた。3番通り手前のトチノキを見上げる。佳い色に色付いていた。下の叢に実が落ちていた実を拾う。





沢を離れて、住宅街を東へ戻る。石南花に絡まったホップも、大きな実を下げていた。一昨年厳しく剪定され、昨年は殆ど実を付けなかった栗が、今年は大豊作。秋のお彼岸に、母が栗御飯を炊いてくれたのを思い出した。ガマズミの実が、赤味を増して来ていた。道路脇のホウズキの実も、赤く色付き始めていた。






昨夜来の雨が、静かに降っている。雨が地表の熱気を洗い流した様に、半袖では少しひんやりする程、気温が下がっている。未だ残暑はあるだろうが、夏は過ぎ去った。