19, 02. 2015 キレンジャクか


前日の快晴から一変、昨日は灰色の雲が垂れ込める薄暗い一日となった。前日多めに溶いておいた絵具の残りを施す。そろそろ部分的に礬水を施す段階まで進んだ。色彩の仕事はならず、手がけた手仕事を始める。3種の革に殆ど余す所なく書込んだパーツを切り取り、柔かな風合いを付ける為の接着綿をアイロンで接着した。此の段階まで進めておけば、空いた時間に少しずつ作業を進めることが出来る。




2時過ぎに、買物がてらの散歩に出掛けた。交通量の多い幹線道路は完全に雪が融け、住宅街の枝道の雪は、ザラメ状になっていた。全く滑る心配がなく、歩き易い。雪に埋もれていた生垣のドウダンツツジが姿を現し、赤い冬芽を見せていた。東の沢の西の道を、北へ向う。最も大きなハルニレの大木に、未だ鳥の姿があった。ナナカマドの実は殆ど食べ尽くして残っていない。冬芽でも食べているのだろうか。





少し路面が明るくなって西の空を見ると、僅かに陽の位置が確認出来た。3番通りを西へ戻る。中央分離帯のアズキナシに、鳥の姿があった。先刻見た鳥の一団かと思ったが、動きが激しい。色が良く見えないのだが、頭の毛が後に伸びている。キレンジャクかも知れない。騒々しい音を立てて通り過ぎたダンプカーに驚いたか、一団は北東に飛び去った。白樺の雄花が、随分長くなって来ていた。スーパーに入る前に、裏手へ廻ってみる。前日晴れていた折には見えなかった山並みが、僅かに見えていた。






今朝は弱い青ながら、青空が広がっている。今日は彩色の作業が進められそう。