15, 03. 2013 雪が止んで


空は晴れていたが、昨日午前中は何度も雪が散らついた。洗濯機を仕掛けて、作業に取り掛かる。コアになっている和紙の表面が膠で固められたのか、礬水を施しても形状の緩みが少なくなって来ている。内部まで湿らなくなって、礬水の乾きは幾分早まって来た。僅かに厚みが出て来てはいるが、一度の塗布で増す厚みは僅かなものに過ぎない。

前夜春用のパンツの裾上げをしようとしたら、丁度良い色糸がなかったので、午後のバスで野幌へ買い求めに出かけた。雪は完全に止んで、青空が広がっていた。色糸と付属を買い求めて戻る。前日道路事情の悪さに閉口したので、二番通りの歩道を戻ろうと、緑地帯の脇を通り抜ける。歩道は片側しか除雪されて居らず、高い雪の壁の向こうに梢の色が異なる樹々が見えていた。一際高い白樺の梢が、赤く光っていた。トチノキの冬芽も膨らんで来ていた。此処のトチノキは良く花を付ける。




二番通りへ出て、歩道を西へ戻る。秋に良く実を付けていたノブドウのあるお宅の前を通る。昨年は人が住む気配があったのに、小さな煉瓦造りの家は、雪にすっぽりと埋められていた。ノブドウがある一画は、屋根と地面の雪が繋がっていた。入口付近も除雪の跡が見受けられない。冬期間は住まないのだろうか。大分西のお宅のエゾノコリンゴが、未だ実を付けていた。交通量の多い道端で、ヒヨドリもやって来ないのだろうか。




高速道路に架かる橋を渡り、団地の領域に入る。前回通った折は、歩道脇の雪が高く公園が見下ろせなかったが、前日の雨で雪嵩が減って、青く影を落とす公園を見ることが出来た。公園の西側の斜面で、何かが動いた。子供が3人、急斜面で遊んでいた。小さなツリバナのあるお宅の子供達だろうか。




二番通りからナナカマド公園の遊歩道に入る。車の騒音が遠のき、ホット一息ついた。家へ戻ると、出がけに施していた礬水が乾いていて、もう一仕事出来た。今朝も雲はおおめながら、青空が見えている。今日は気温が上がるらしい。路面の悪さには閉口するが、雪解けは進むものと思われる。