03, 02. 2015 低気圧居座る


千島近海の低気圧が動かず、昨日も雪が降ったり止んだりの天候が続いた。石狩湾から入る雪雲が北西の山並みに沿って南下し、雲の幅が広いと雪が降るが、東の空は晴れていた。道東の吹雪は酷く、孤立した集落には自衛隊が出動して、除雪作業をしていた。午前中は晴間の間隔が短くて仕事にならず、残っていた粘土で器を造って過ごした。

午後に入って晴間が少し長くなり、着彩の仕事に入る。一仕事終えた2時前に、散歩に出掛けた。西の雲が高く、東の青空と鬩ぎ合っているいる様に見える。北風が強いので帰り道を考え、南西へ足を延ばした。東町公園の南を、西へ向かう。路肩には、公園を吹き抜けた北風が造る雪庇が延々と続いていた。最上部の写真も、北風が押し出した雪庇。




西の雲から、僅かに陽が見えて来た。北の空が晴れて来た。久々に、ドーム型のお宅の前を通る。先日の雨で雪が落ちたのか、屋根には余り雪が積っていなかった。中央の沢の遊歩道に入る。僅かに陽が射して、雪面に樹々の影が見えていた。白樺の梢が随分赤味を帯びて来ていた。日射しが強くなり、樹々の影が青くなる。落葉松林の手前で、遊歩道は北へ向う。風の冷たさにたじろいだ。住宅を風除けにして、東へ戻る。青空は僅かな時間で、シラカバ公園へ戻る頃には、西の雲が張り出して陽を捉えていた。







家に着く頃、また雪が降り始めた。時折青空も見えていたが、陽の位置が低くなって、陽が射すことはなかった。今朝は薄曇り。雲の底に青空が透けて見えている。