16, 03. 2016 夕刻の晴間


昨朝の晴間は,余り長くは続かなかった。一仕事終えた頃には,灰色の雲が広がっていた。午後に入っても陽が射さない。7日に載せた青い上着を採った残り革に2色の革を加えて見積りし,何とかバッグが作れそうと段取りを付けた。暫く日射しを待ったが,陽の通り道を雲が塞いでいるので,諦めて散歩に出掛けた。気温が下がっているので,用心して上着の下にカーディガンを重ね着する。風の冷たさが,身に応えた。



歩き易いシラカバ公園内の遊歩道は泥の川と化しているので,住宅街を回り道して,西へ向かう。毎年道路際に野菜を植えるお宅で、割った雪を敷地内に広げていた。雪の始末の仕方で,倫理観が判る。愉しみにしていたマンサクは,低温が影響してか、期待程は開いていなかった。それでも管状の花弁が大分開いていた。来週辺りが,見頃かも知れない。足元のフッキソウの蕾が開きかけて,慰められる。






西へ向かい,北の沢の遊歩道に入る。此処は砂利が混じっていて,泥の川にはなっていない。南へ向かい,2番通りを渡って池を見下ろす。僅かに水面が出て,雪が融けて色が変わった面も増えていた。中央の沢の遊歩道に入る。落葉松の枝先が赤味を帯びていた。遊歩道には、昨秋落ちた落葉松の葉が路面を赤く彩っていた。






昨秋に見付けたクコを思い出して,少し南を回り道する。雪が融けて姿が現れていたが,僅かに残る実がないと、それとは判断が出来ない。すっかり脱色状態になっていた。住宅街を北東に戻る。もう家が近くなる頃,西の空が晴れて来た。夕刻の晴間は,余り有難くはない。




今朝は雲間から青空が見えているが,浮雲が多い。今日の最高気温は10度で,4月並の気温になるとの予報が出ている。雪解けが待ち遠しい。