24, 11. 2014. 手仕事完成


前日よりかなり気温は下がったが、昨日は良く晴れた。長野県北部を震源とする地震は家屋や道路、鉄道に大きな被害をもたらしたが、犠牲者が出なかったのは幸いだった。洗濯機を仕掛けて、バッグの仕上げをする。小さな袋物は以前に出来上がったいたが、革が厚い断ち切りのバッグは、随分手がかかった。道具箱を探して、大分以前に使用したカシュー(人工漆)の残りを見付けた。油性の塗料で本来木部に施す塗料なのだが、浸透力があり乾くと固化するので、2枚貼り合わせた革の固定にも役立つ。塗布面は僅かだが、ラッカーよりは乾きが遅いので、小口への塗布は午前中一杯の時間を要した。黒のバッグの裏面は千鳥格子の布、袋物の裏はビニール系の布を使用してある。2人の方々に差し上げる予定。






一仕事終えて、2時前に散歩に出かけた。南を少し廻ろうと、東町公園へ向う。風が冷たかった。公園の欅は、葉をすっかり落としていた。南の緑地帯に入る。楓に、白い冬芽が出ていた。強い風を避けて、住宅街の枝道を東へ戻る。何の花の跡だろうか。白い綿毛を付けた植物が倒れていた。葉も実も赤く染まった庭木があった。ズミより実が小さい。生垣のツルウメモドキは未だ実を付けていたが、萎み始めている実もあった。






団地が出来る以前からある敷地の広いお宅の前を通る。サンシュユの実は熟し切って、少し色が黒ずんでいる実も見られた。最上部の写真が、サンシュユ。大きなマルメロは、殆ど実を落としていた。直ぐ傍のイチイの樹の下にも、鉢に入れられた実があった。イチイの実ももう落ち始めていた。住宅を風除けにして、北西へ戻る。先日雪が降ったのに、歩道脇でタンポポが花を付けていた。




今朝は曇空だったが、雲が高くなって青空が見えて来た。薄暗いよりは明るい方が佳い。強かった風も治まっている。先方の都合が良ければ、バッグを届けることにしようか。