10, 05. 2013 暖かい一日


次第に空の青は弱まって来ているが,晴の日が続いている。昨日は本州南部は真夏日の所もあって,列島に流れ込んだ暖気のお零れで,当地も17度まで気温が上がった。風が治まったので,前日よりかなり暖かく感じた。洗濯機を仕掛け,スパイラルの接地面に陶土入りの礬水を施して庭に出る。残っていたアトリエの南側の冬囲いの撤去に取り掛かった。石楠花がかなり背丈があるので,頑丈な冬囲いの撤去に手間取った。暖気に誘われたかの様に,庭の植物達も動きを見せて来た。引き抜いた竹を種類と長さで,分別して作業を終えた。



3度目の陶土入りの礬水を施し,3時前に散歩に出かける。皮のジャケットでは暑そうなので、布のジャケットに取替えた。手袋も取り止めにした。先日勢いの良い芽を見せていたヒョウタンボクは,もう葉を開き始めていた。住宅街を南東に向う。暖かいので,住宅街の中の畑で作業する人々の姿が見られるかと思ったが,もう既に整地済みで人影はなかった。黄色と白の粉は漉き込まれてしまっていた。団地が出来る以前からあるお宅の庭に,サンシュユが咲いていた。奥の方にはミズキが満開状態だった。当地で眼にするミズキは、このヒュウガミズキのみだが、花序の長い他の種はもっと華やかに相違ない。





ホウノキのある公園の奥の東の沢は,色付いた柳で華やかになっていた。円く小さかった雄花が伸びて,空路い花粉を付けている。沢の西の道を北へ向う。“包帯”を巻かれたツリバナが葉を広げそうな勢いになって来ていた。もう大丈夫。今年も可愛らしい実を見せてくれるものと思われる。





沢を離れて,住宅街を北西に戻る。早く花を見せていた福寿草は、もう実を付けていた。久々に通った山草のあるお庭では、太いイチイの根元に,ナニワズが花を付けていた。ヒヤシンスやクロッカスよりは,遥かに佳い風情。何時の間にか,空は鱗雲で覆われてしまっていた。




その侭天候は下り坂に向うかと思われたが,今朝も良く晴れている。作業の合間をぬって,落葉や切り残しの茎を集める作業を進めなければならない。