13, 11. 2013 寒気襲来


最低気温が初めて零度を下廻った昨日は、道内各地は強い寒気に見舞われた。道北では-10度を下廻る所もあって、豪雪地帯の岩見沢では積雪が40cmを超えた。一気に真冬並の寒さが襲来した。台風に見舞われたフィリピンの惨状が、少しずつ明らかになって来る。救援の手が充分に届かないこともあり、略奪が起きているのが痛ましい。東日本大震災の折の人々の在り様とは、大きな差を感じる。

ストーヴの火を入れっ放しにする様になって、塗布する陶土入りの礬水の状態が安定して来た。Netで塗料やMIXY友からコメントを頂いた樹脂粘土を調べたが、透明な樹脂塗料は未だ見付からず、樹脂粘土は手にも付かないとのことで、既存の物体に重ねることは難しいと思われる。作業の区切りが付いた2時過ぎに散歩に出かけた。前日指先が凍えたので、薄手の革手袋の上に昨年作ったミトンを重ねた。帽子も過日買い求めた、細く切った毛皮を編んだものに取替えた。午前中は良く晴れていたが、西から大きな量塊の黒雲が広がって来ていた。夏に大きな花を付けていた百合が、切り詰められずに飴色になっていた。南の小公園のヤドリギを見に立寄る。実が少し膨らんでいた。時間を作って、国道の南のアカミヤドリギを見て来たい。





東の空は未だ晴れていたが、西の黒雲が追いついて、雪が舞い始めた。生垣のツルウメモドキは葉を落とし、複雑に絡まった太い蔓を見せていた。此の状態になるには、随分年月が経っているものと思われる。程良く剪定されたスモークツリーの葉が、佳い色を見せていた。雪が降り始めたので、住宅街を折れ曲がりながら北西へ戻る。イチイの樹に雀の群が止まっていた。寒いのか、身体が丸くなっている。初夏から楽しませてもらったオオヤマレンゲは葉を落とし、赤い実も落ちて殻が枝に残っていた。地面に落ちた殻にも、実は残っていなかった。








雲が切れて、陽が射して来た。雲のエッジが虹色に光る。上空の気温が低いことが判る。生垣のイチイの枝先から、小さな氷柱が下がっていた。



時折青空も見えるが、今朝は雪が降り続いている。10cm近く降り積ったろうか。昨日は10時過ぎまで落ちなかった小屋根の雪が落ちているので、気温は余り低くはなさそうに思われる。