15, 11. 2014 雪の華咲く


前夜からの雪は、昨日3時過ぎまで降り続いた。手がけた縫物の作業を進める。柔らかく鞣してある革だがかなり厚いので、外縫いで仕上げる。3mm弱の縫い代を重ねて縫い合わせ、此の縫い代が外側に出るので、細心の注意を要する。足踏みミシンでも連続しては縫えず、1針ずつハンドルを手で回し、押込む様に縫う。それでも手縫いよりは目が揃って早い。2時半過ぎに、モデルの果物を買い求め方々の散歩に出かけた。

車道に降る雪は直ぐに解け、歩道も人通りの多い所は融けていた。アトリエの入口は屋根からの落雪で使用出来そうにないので、傷み始めた玄関の花も買い求めようと、南西へ向う。タカネナナカマドがこんもり雪を冠っていた。赤い実は、雪に良く映える。東町公園の北の道を西へ進む。葉が落ちて暗い表情を見せていた樹々には雪の華が咲き、日が照らぬのに、外界は明るくなっていた。大分葉が落ちた欅も、雪で華やかに装っていた。遊歩道を通り、旧くからある商店街に入る。生花店で花を買い求め、北へ向う。街路樹のナナカマドも雪を載せていた。







住宅街を北東に進む。シラカバ公園へ北から入る。遊歩道の雪が融けて、水溜りが出来ている。長靴を履いて出て、正解だった。実が黒ずみ始めたズミも、雪で華やかに見えていた。西のスーパーで果物を買い求めて戻る。黒く陰鬱に見えていた中央分離帯の樹々も、雪化粧していた。




今朝は雪は止んで、青空が広がっている。気温はかなり低く、雪は全く融けていない。週明けに雨の予報が出ているので根雪にはならないと思われるが、時ならぬ寒波の来襲だった。