02, 04. 2012 マンサク開花


卯月初日の昨日は、前夜の降雪で白い世界に逆戻りしてしまった。ちらちらと小雪も舞い出した。前日夕刻には姿を現していた石楠花の根元のジャノヒゲも、半ば埋ってしまった。9時を過ぎて、青空が広がった。洗濯機を仕掛けて仕事に取りかかろうとしたら、午後からの急な来客の電話が入った。遠方の方で滅多にお目にかかる機会のない方。もう高齢になったので、機会があれば後々お互い悔やまぬ様になるべくお目にかかることにしている。貼り込んであった作品を外し、茶菓と果物を買い求めに出かけた。午後の散歩は望めないと思い、南西を小さく廻って、スーパーへ立寄ることにした。



風が強かったが、陽が射すと前日よりは暖かく感じる。路面の雪も融け始めていた。東町公園の北の道を西へ向う。中央の沢の東の遊歩道を北へ向う。個人宅の庭木としては特大の、トチノキに良く似た樹に、赤味を帯びた大きな芽が出ていた。花や実は、目にしたことがない。その隣のお宅の楓と思われる木に、小鳥の姿があった。シジュウカラヤマガラだった。芽が開き、葉が繁ると、小鳥の姿は見られなくなる。





二番通りを越えて、北の沢の遊歩道に入る。沢の底の流れが見えていた。ウンリュウヤナギの梢が色付いて見える。ズームで寄せたが、芽は捉えられなかった。






三番通りは風が強かろうと、住宅街を東に戻る。マンサクはどうなったかと、見に立寄った。僅か数日の間に、細く捩じれた花弁を広げて、咲き始めていた。花期の長い植物で、まだ蕾も数多く付いている。その内、満開の花を眺めに来ようと思った。南向きの庭のお宅は、雪解けが早い。彼方此方でフクジュソウの姿が見られた。




茶菓と果物を買い求めて戻る。庭の雪も前日と同じ状態に融けていた。十数年振りの再会だったが、知人との距離は直ぐに縮まった。夕刻見送って玄関先へ出ると、空は曇って冷たい風が吹いていた。今朝は良く晴れているが、昨夜の降雪で庭はまた白くなっている。