01, 11. 2014 夕陽に追われて


時折陽は射すものの昨日は雲が多く、天候は下り坂となって来ていた。夕刻過ぎに弟夫婦が帰る予定なので、階下の掃除をする。夕食は済ませて来るという事で、姪も夕食は不要と出かけたので、予定していた最後の手仕事に取り掛かる。もう10年近く前に、東京在住の旧い教え子が、ダークグリーンの1匹ものの牛皮を送って来てくれた。贅沢に皮を使用してバッグを作り、残った皮に一色牛皮を加えて作ったバッグを彼女に送った。2つのバッグを取った僅かな残りの革で、バッグを作ろうという魂胆。半端に残った革を寄せ集め、夏のバッグと同様にメッシュ仕上げにすることにした。殆どパズルを解いて行く様な感じ。

何とか革を裁断し終えたら、3時を過ぎていた。夕食の素材を買い求めに出かけた。数日暖かかったので、ガガイモが開いていないかと見に立寄る。期待程は実は開いて居らず、未だ亀裂が入っていない実もある。冬の寒さが近付いているのに、状況は変わっていない。黄色く輝いていたハクモクレンの葉が朽ちて、大分落ちていた。ナツハゼも葉をかなり落とし、実も地面に落ちていた。雪が積ると、枝は地面に付きそうな位お辞儀をする苦行が待ち受けている。大きく伸びていた無花果も切られて、実が萎み始めていた。







陽の位置が下がり、雲が色付き始めて来た。北の住宅街のマルメロを見に立寄る。実が重くなって枝が下がり、玄関へ通ずる道に下がった枝には、頭上注意の札が掛けられていた。陽がどんどん落ちていく。足を速めて、スーパーへ向う。歩道脇の蔦の葉が落ちて、柄が突き出ていた。スーパーに入る前に、色が失せて来た裏手の原野を見渡す。山並みを覆っている雲に、夕陽が沈むところだった。未だ4時を少し過ぎたばかり。日没が随分早くなって来ている。






昨夜は半月が見えていたが、今朝は曇空。三連休の天候は、雨に見舞われるらしい。