02, 10. 2014 殻から実が


昨日も朝の快晴は長くは続かず大きな量塊の雲が流れ始めたが、前日の様に雨が降ることはなかった。手がけた小物の作業を進める。薄手の皮を素材としているが、小さなものは大きなものより縫い難い。2時過ぎに、買い物がてらの散歩に出かけた。東の空は晴れていたが、西は雲が厚かった。

ナナカマド公園を東へ通り抜ける。ツルマサキの実が色付いて殻が割れ、実が見えていた。ツルウメモドキは葉も色付いて、実に亀裂が入り始めている。ヤマボウシの実は熟れて、黒ずんで来ていた。庭木の楓が色付いていた。陽が当たる所から色付いて行くのが、見て取れる。昨秋で来上がった家の庭は、薩摩芋のみを残して、トマトや豆等の野菜が綺麗に引き抜かれていた。







オオヤマレンゲの殻が弾けて、朱赤の実が見えていた。大きな樹なのだが、西隣へ越境して伸びた枝を切り詰めてしまったので、不自然な形状になってしまった。更に東のキレンゲショウマを見に立寄る。花は皆落ちていたが、奥にオオヤマレンゲが実を付けていた。小さな樹の割には、実の付きが良い。




西から黒雲が迫り出して来た。3番通りを西へ戻る。スーパーへ入る前に、裏手から西の山並みを見渡す。手稲山は霞んでいたが、平地でも紅葉が進んでいるので、山は彩られていることと思われた。ノラニンジンが枯れて、種子が見えていた。種子は風で運ばれて、また空地や野を白く彩るのだろう。食材で膨らんだ買い物袋を下げて戻る。中央分離帯シナノキの梢が、すっかり寂しくなっていた。





今朝は曇空で気温が低い。午前中に小物を仕上げ、午後から札幌へ出かける予定なのだが、上手く仕上がるだろうか。