14, 10. 2014 台風駆抜ける


鹿児島に上陸した台風19号が宮崎沖へ出て北上し、四国に再上陸して関西地方を襲い、中部、関東を駆け上り、14日現在三陸海岸に抜けている。暴風域の範囲が広く、大平洋側から日本海側まで完全に覆われていた。空の便や鉄道が運休し、三連休最後の一日は混乱状態となった。

手がけた手仕事が、材料の不足や付属の不足で進まない。昨日は曇空だったが、当地は未だ雨が降って居らず、不足の皮や付属を買い求めに札幌へ出かけた。未だ台風の影響はなく、電車も平常通りの状態だった。人混みを避けて、道庁の北門へ向う。北の池傍の銀杏の巨木の銀杏が、僅かに色付いていた。黄ばんだ葉の樹に絡まったヤマブドウの葉が、佳いハーモニーを見せていた。ズミの葉も黄ばんで、数多くの実が見えていた。南門傍のハリギリの大木を見上げる。もう実は落ちてしまっていた。来年は、花を忘れずに見たい。






南へ向い、大通公園を西へ向う。ハクウンボクの巨木は、葉も実も色付いていた。前回催しのテントが建ち並んで、傍へ寄れなかったユリノキを見上げる。ユリノキの実は未だ白く、色付いてはいなかった。強い風で落ちたのか、色付いた実が落ちていて拾った。形状が、ガガイモの実に似ている。少し東へ戻り、南へ向う。西日を受ける位置の銀杏は、葉も実も色付きが深まっていた。





南1条の2店舗で、皮や付属を買い求めて戻る。大通公園も紅葉が進み、梢が寂しくなった樹が目立って来ていた。駅前まで歩き、空席の目立つ電車で戻った。



昨夜から降り始めた雨が、降り続いている。数日間強かった風は治まっているが、気温が低い。拾って来たユリノキの実は、室内の暖気で開くだろうか。