14, 11. 2012 日毎色失せて


大陸から高気圧と低気圧が交互に押し寄せ、日替わりの天候が続く。昨日午前中は良く晴れて、気温も少し上がった。前日作っておいたゴミ袋を集荷場所に運ぶ。一時は指定の集荷場所からはみ出す程だったゴミの量が、随分少なくなっていた。ご近所も秋仕舞いは一段落したものと思われる。

仕事の区切りが付いた2時前に、散歩に出かけた。前日雨で余り歩けなかったので、南を大きく廻ることにした。西からの雲が大分広がって来ていたが、雨の心配はなさそうだった。東町公園を通り抜ける。ケヤキが葉を落とし始めていた。巨木にしては葉が小さい。南の緑地帯の樹々は殆ど葉を落とし、空が広くなっていた。輝いていた銀杏も葉を落として裸木となっていた。地面の方が彩りが多くなってしまった。



住宅街を気侭に折れ曲がり、北東へ向う。何処のお宅の萩ももう切詰められているのに、塀から大きく伸びたミヤギノハギが黄色く輝いていた。玄関前には、切った樹が積まれてあり、どうやら空家らしい。先日見付けた柿の木のあるお宅の前に出た。葉はすっかり落ちて、実は程良く色付いていた。





接着剤が切れたのを思い出し、北のスーパーへ向う。小学校近くの畑では、大根と蕪が植えられていた場所に、黄色い粉状のものが撒かれていた。鋸屑の様にも見えたが、何かの薬品かも知れない。以前から見上げているマルメロは、佳い色に色付いていた。昨年は放置されて、樹下に実が落ちたままになっていた。塀から覗くと、既に実が落ちていた。





スーパーへ入る前に、北の原野を眺める。西の雲が広がって、日の位置が僅かに知れるまでになっていた。未だ夕暮れには早いのに、赤味を帯びた雲が不気味だった。牧草地の草も、黄ばんで来ていた。




夜半から降り始めた雨で、敷石が濡れている。気温が下がっているのか、中々温まらない。鉢植にしたセンブリを、屋内に取り込んだ方が良いかも知れない。