13, 09. 2014 ハリギリの実


昨日も未だ大雨の後遺症が残っていて、直ぐ近くの野幌や江別で断水があり、給水所に並ぶ人々が映し出されていた。恵庭岳から流れる水系は同じなのだが、浄水場が異なる為に、水道水は全く濁ってはいなかった。ゴミの集荷日だったので、花期が終った額紫陽花を切り詰め、切り刻んでゴミ袋に詰め込む。大きく広がっていた隅田の花火を切り詰めたら、蔭から良く実を付けたコウライテンナンショウが現れた。

午後から札幌へ出かける。朝方の厚い雲は切れて、青空が広がっていた。西へ向い、道庁の北門から構内へ入る。銀杏が大分色付いて来ていた。南門傍のハリギリの根元に、何かが落ちていた。近付いて見ると、小さな実を付けた花序だった。葉も付いている。ハリギリの葉だった。少し下がって、ハリギリの巨木を見上げる。梢近くに、丸く開いた花序が見えていた。毎年6月頃までは花が付かぬかと見上げているのだが、花らしきものは見当たらなかった。実が未だ青いので、夏の終わりか秋になって花が付くものと思われた。来年は忘れずに、花を見ることにしたい。





南門を出て、ハクウンボクの実を見上げながら東へ向う。大通公園を通り抜け、南1条のSギャラリーへ入る。先日見えた日本画家のBさんが,お姉様の文章で10年前に亡くなられたお父様の思い出を絵本として出版された展覧会。油絵を描かれ、天体に興味を持たれていたお父様の在り様が判る展覧会だった。会場を辞して、大通公園を東へ向う。大きなシンジュの莢が色付いていた。テレビ塔前のサルスベリが、未だ花を付けていた。根元に散った花弁が朽ちている。早く咲いた花序にには、赤い実が生っていた。






駅前に戻り、生花と茶菓、不足になりそうなプリンターのインクを買い求めて戻る。つい先刻まで良く晴れていたのに、車窓からは西から広がる黒雲が見えていた。夕刻雲が広がって来ていたが、今朝は雲なく良く晴れている。大雨を降らせた嵐は過ぎ去ったらしい。