15, 10. 2014 莢を下げた樹


台風は温帯低気圧となりオホーツク海へ向ったが、昨日は夕刻まで雨が降り続いた。素早く駆抜けた割には被害が多く、特に東日本大震災地盤沈下した女川は、18号に続いて道路や住宅地が冠水したのには心が痛む。前日買い求めて来た素材で、手仕事を進めた。さして難しくない手仕事は、物事を考えるには佳い時間となる。

3時を過ぎて雨が小降りとなって来たので、散歩に出かけた。南へ向い、何時も通らぬ住宅街の道を西へ向う。南向きの庭の牡丹の葉が、佳い色に染まっていた。葉の大きめな庭木に、茶色く朽ちた莢が数多く下がっていた。マメ科の植物と思われるが、花の記憶がない。どの様な花を付けていたのか、気に懸かる。





1番通りを西へ向う。歩道も東町公園の草地も、落葉が降り積っていた。塀から庭木に伸びた蔦の葉が、赤く色付いていた。塀の葉は既に落ちてしまっている。中央の沢まで足を延ばす積りでいたが、雨脚が少し強くなって北東に引き返した。玉蜀黍が、未だ実を付けていた。実の先の細長い毛が未だ色付いていない。植込む時期が遅かったのではと思われる。





シラカバ公園へ南から入る。遊歩道の落葉の数が増していた。楓の葉が、真っ赤に色付いていた。公園を東へ抜けて、住宅街を北東に戻る。未だ切り詰められていない紫陽花が、深い色に染まっていた。先日前を通った折に脚立が出ていたので、収穫済みかと思われた林檎が未だ残っていた。奥の四十九号も手前のインド林檎も、美味しそうな色になっていた。






台風が去って、今朝は青空が広がっている。強かった風も止んで、秋晴れの一日となりそう。