11, 10. 2014 風吹荒れる


朝7時過ぎから降り始めた雨が10時前には止んで、強い風で雲が少し開けて来た。荒れ模様は、北海道上空を通過する低気圧の影響らしい。手がけていた縫物は付属品の不足が判り、中断して同じ形のものを別の皮で作り始める。

午後に入って、青空の領域が広がって来た。2時半過ぎに郵便物を投函しに出かける。強い風で、路上の落葉が舞い上がっていた。投函し終えて、南へ向う。ベニシタンの実が、真っ赤に染まっていた。上から覗いている細い殻は、レブンソウの花の跡。タカネナナカマドの実も、赤く熟していた。東町公園を南へ通り抜ける。落葉の数が増し、地面が明るくなっていた。





南の緑地帯を進む。面白い形状を見せるモクレンの実は赤く染まっていたが、未だ亀裂は入っていなかった。緑地帯を離れて、住宅街を北東へ戻る。車庫の前を覆っていた蔦の葉が大分落ちて、暗紫色の実が見えていた。前日見かけた小さな柿の実を思い出し、柿の樹を見に立寄る。未だ色は浅いが、実が色付いていた。ヤマブドウに覆われていたエゾノコリンゴは、ヤマブドウの葉が枯れ始めて、赤い実を見せていた。






ナナカマド公園へ続く遊歩道に入る。遊歩道には、強い風でナナカマドの実が散乱していた。未だヒヨドリの姿は見えない。ガガイモの実が開いていないかと、立寄る。未だ亀裂が入っていなかった。街路樹のプラタナスが、可哀相な程切り詰められていた。前日小学校の校庭で見かけた、伸びやかに枝を伸ばして実を付けたプラタナスを思い出す。街路樹のシナノキは葉が少なくなり、強い風に翻弄されていた。




強い勢力を持つ台風19号が、沖縄に達している。予想進路を見ると、列島を縦断するコース。余り暴れずに、速やかに大平洋へ抜けて欲しいもの。