10, 10. 2014 小さな実の柿


勢力の強い台風19号が、列島を縦断しそうな気配を見せている。中心気圧が910hpaと、かなり低い。今日は雨の予報が出ていたので、午後から2つの展覧会場を廻って、生花と茶菓を買い求めて来ることにした。地下鉄東豊線で、北東へ向う。昨年旅立たれた杉山さんの追悼展以来のこと。展覧会は予想より詰らぬものだったが、帰り道で佳い植物との出会いがあった。

会場の直ぐ西にある寺社の石塀に沿って、オカトラノオの朽ちた花序が続いていた。花期には見事な状態だったと思われた。寺社の塀から、艶のある葉の大きな樹が枝を出していた。見上げると、小さな実が数多く付いていた。先端が尖った柿だった。実は葉よりも小さい。食用にはなりそうもないが、色付き始めた実が美しかった。






環状道路を西へ戻る積りでいたが、仲通を西へ戻ってみた。ドウダンツツジの葉が真っ赤に燃えていた。小学校のの東側を、北へ向う。北東の角に、大きなプラタナスの樹があった。団地の樹の様に剪定されて居らず、伸び伸びと枝を伸ばしている。数多くの実が下がっていた。短い針が生えた外皮が、茶色くなっている実もあった。






地下鉄で大通まで戻り、S氏の親子展に立寄る。駅前に戻り、生花と茶菓を買い求めて戻った。帰りの電車の車内が、赤く染まった。西を見ると、真っ赤な太陽が西の山並みに沈んで行くのが見えた。雲なく晴れていたが、今朝は曇空。昨夜降雨があったらしく、敷石が濡れている。