16, 07. 2014 緑深く


高温の日が続く。時折大きな量塊の雲が流れて来たが、昨日も良く晴れた。風が少し治まって、窓を開けても風が入って来ない。風は物足りないが、十分な陽光が有難い。作品の乾き工合を見ながら、効率良く仕事を進めた。そろそろメビウスの輪の天地返しを手伝って頂こうとO氏に電話を数回入れたが、お留守で掴まらない。午後の作業が一段落した3時前に、散歩に出かけた。

玄関前の植込みで、ヌスビトハギが花を開き始めていた。可愛らしい花だが、名称由来の鈎手になった実は、繁殖力が強い。庭仕事は個展が終わってからと思っているので、余り早く実を付けて欲しくない。南西を廻ろうと、シラカバ公園へ向う。塀の前で、ハンゲショウが花序を出していた。別名のカタシログサも佳い名と思う。




東町公園の北の道を、西へ向う。家屋や庭木の影を伝って歩くが、前日よりも暑い。漸く中央の沢の遊歩道に入り、涼しい木陰にほっとする。葉が出て間もない頃は、樹々の緑に変化があったが、今や樹々の葉は何れも不快緑になっている。池の表面は、水藻で覆われていた。ウイキョウの花序が開き、黄色味を帯びて来ていた。イワガラミは中心部の花が完全に開いていた。





長く影が落ちている道を選んで、北東へ戻る。白い花木が花を開いていた。ハシドイに似ているが、花序が小さい。少し北のハシドイはもう花期が終り、花序の先端が朽ち始めていた。





長らく赤い枝の樹と表記して来た樹の名が判った。MIXY友のSさんが、サンゴジュであると教えて下さった。サンゴジュは花期が終り、小さな実を付けていた。もう一軒サンゴジュのあるお宅の前を通る。此処の樹は剪定されずに背丈を伸ばしている。実の中に、暗紫色になり始めた実を見付けた。日陰を辿って、東へ戻る。ハマナスの実が、色付き始めていた。




今朝は晴れているが、薄雲が広がっている。何とか色を使用する仕事が出来そうな天候。昨日連絡が付かなかったO氏に、電話を入れなければならない。