15, 07. 2014 葛の生垣


時折大きな量塊の雲が流れて来たが、昨日は青空が広がった。前日同様、かなり蒸し暑かった。5月には終る筈だった立体を作り直し、平面作品を同時進行させているので、アトリエは足の踏み場もない。窓を開けて風を入れ、絵具や陶土の乾きが早まる様にして、作業を進めた。

午後の仕事が一段落した3時前に、散歩に出かけた。膝を付いたり、中腰での作業時間が長かった所為か,足が重い。帰ってもう一仕事したかったので、南を小さく舞って来ることにした。家の一軒東を走る、南北の幹線道路を南へ向う。道の両側は、シナノキが街路樹として植えられている。3番通りから鉄道林前の道まで、両側にシナノキがあるので、かなりの本数になる。未だ3分の1程しか花が咲いていないが、湿った空気に甘い香りが漂っていた。




雑草が生い茂った庭に、オカトラノオが咲いていた。TVのアンテナも灯油タンクも設置されているので、住人入る筈。手が廻らなくなったのだろうか。住人がいなくなった空地には、雑草に混じってオレガノが咲いていた。久々に、コメツガのあるお宅に立寄る。小さな松毬が下がっていた。少し南のお宅に、ツリガネニンジンが咲いていた。今月のモデルに、庭のツリガネニンジンを使用している。






鉄道林前の道に出て西へ曲がろうとして、角のお宅の生垣が葛であるのに気が付いた。確か以前はイチイの生垣だった筈。もう花序が上がり、数輪花が開いていた。シラカバ公園へ続く緑地帯へ向う。手前のお宅の柿の木を見上げる。蔕の方が大きく、未だ実は小さい。花も1輪咲いていた。





木陰が涼しい緑地帯を、北へ戻る。シラカバ公園へ南から入る。遊歩道脇のヤブカンゾウに、花序が上がっていた。西の空高く、入道雲が迫り上がっていた。



今朝も良く晴れて、窓から雲は見えない。最低気温が20度を超えていた。今日も暑くなりそうな気配がする。