03, 06. 2014 鴨々川の畔


晴れて高温の日が続く。昨朝早く、庭の植物を切り取って、前日買い求めた生花と合わせて小振のアレンジメントを作った。日陰には未だクロユリも咲いていたので、5本生け込んだ。薄紫色の和紙で容器を包み、ウルトラマリーンのリボンを掛けた。小振りながら、佳いアレンジメントが出来上がった。内庭のサラサドウダンが,もう満開になっていた。遠目では目立たぬ花ながら、朱を吸い上げた様な鈴型の花は愛らしい。



午後の早い電車で札幌へ向う。山鼻にある杉山さんの御実家でお参りを済ませ、夏の個展会場であるギャラリー創へ向う。1年先輩の山田氏が個展中なので、途中でワインでも買い求めようと思っていたが、かっては賑やかだった行啓通の商店街が、すっかり寂れているのに驚いた。これでは団地の古い商店街とさして変わらない。電車通りに出て大きなコンビニを見付けて、ワインを調達した。東へ向い、緑が深まって来た賀茂川の辺を北へ向う。札幌の方が気温が高いので、ハリエンジュは葉をすっかり開き、僅かに白い蕾も見えていた。樋に水が流れていない水車があった。鴨々川の浅瀬には、2羽のマガモが見られた。





9条通りを少し西へ戻り、画廊へ入る。昨年西にある画廊の個展にも伺ったが、ハードな此の画廊の空間の方が、作品に合っていた。一回りして、自分の作品が置かれた状態を想像する。商品が2点並べられた中庭に面した場所が、手こずっているメビウスの輪を置く予定の場所。生憎画廊をプロデュースする女性は留守で、伝言はメールを使用することにして、画廊を辞した。9条通りを東へ向い中島公園の北端に出る。銀杏並木はすっかり緑が濃くなっていた。






今朝も全く雲なく良く晴れている。今日は真夏日の予報。梅雨が始まって、西日本は雨がちだが、北海道は一気に真夏に突入してしまった。