05, 05. 2014 駆足の春


昨朝の雨は、6時過ぎには上がった。低く垂れ込めていた黒雲が、高くなって行く。前日吹荒れていた風が治まって雲の動きは遅かったが、選択を済ませた10時前には雲が切れて陽が射して来た。彩色作業に取り掛かる。午後に入って、青空の領域が広がって来た。午後の作業を終えて、散歩に出かけた。歩き出す前に、庭を一巡する。梅が見頃になって来ていた。チシマイワブキが白い花を開き始めた。サンカヨウが白い蕾を上げていた。





冬芽を見上げていたシモクレンが開いていた。ぼってりした木蓮よりは、辛夷の方が佳い。白い芽を見せていた楓に、赤い花が下がっていた。ナナカマド公園を南へ抜ける。白樺の梢が量塊をまし、下がった枝を見ると小さな葉が開いていた。南の住宅街の桃を見に立寄る。花芽が膨らんでいたが、未だ開花してはいなかった。





鉄道林前の道を東へ向う。この一帯は「フラワー・ロード」と称して道の北側の住人が庭から様々な植物を持ち込んで植えているが、エゾエンゴサクが増えて来ているのが嬉しい。未だ開いてはいなかったが、白いエゾエンゴサクを見付けた。水芭蕉は花数を増やしていた。もう苞が倒れている株もあった。ザゼンソウは、後から出た葉が伸びていた。






北へ曲がり、サルナシを見に立寄る。芽が吹いて、葉が出始めていた。足元に、オキナグサとエゾルリムラサキが咲いていた。春楡のある公園を通り抜ける。暗褐色の花の下の枝に、小さな葉の芽が並んでいた。






住宅街を折れ曲がりながら、北西へ戻る。小公園や住宅の桜が咲いて、一気に華やかになって来た。冬に雪に捉えられお辞儀をしていたナツハゼも、芽を吹いていた。



早朝は晴れていたが、先刻から薄雲が広がって来ている。夜分に晴れていたので気温が下がり、ストーヴに火を入れた。