03, 05, 2014 寄生木の花
昨朝は雲が多かったが、次第に青空の領域が広がって来た。朝食後立体に彩色を施し、庭に出る。家の西側の冬囲いの撤去を始めた。カーディガンを羽織って作業を始めたが、日射しが強くなって脱いだ。庭仕事は、寒さの心配がない時期が佳い。西側の竹を全て取り去ったら、正午近くになっていた。
昼食後2度目の絵具を施し、散歩に出かけた。中々足が向けられなかった、国道の南を廻ることにした。跨線橋を渡り国道を越えて、酪農学園大学の正門から構内へ入る。広い耕作地の西に見える白樺の並木は、梢が量塊を増していた。国道と平行に走る道を西へ向う。道端の叢に、花序を上げたばかりのオドリコソウを見付けた。
道の北側に植え込まれた比較的小さなナナカマドに、目当てのヤドリギが寄生している。団地内のヤドリギは、何れも巨木の梢で良く見えないが、此処のヤドリギは手で触れることが出来る。3月末から花が気に懸かっていたが、時間が取れなかった。少し茶色く朽ち始めた花もあったが、葉の付け根に突起の様な花が残っていた。更に西へ向い、突き当りの道立図書館の南へ廻る。此処に数本あるズミも鳥達の落とし物のヤドリギが多い。広場の中央のズミが、背丈が低くて見易い。
広場を西へ抜ける。落葉松の芽が丸く膨らんで、緑色の葉が見えて来ていた。図書館の西側は、国道まで桜やキタコブシなどの花木が多い。西から前庭に入り、北へ戻る。もう一種の目当てのキバナノアマナも、良く咲いていた。広い敷地の北東の端で、人の目に触れることは余りない。団地へ入るアンダーパスが直ぐ北に見える。階段を下りてアンダーパスを北へ通り抜ける。鉄道林前の道に架かる橋を潜り、中央の沢に出た。沢の西にある短い遊歩道を通り、沢の階段下へ達する。ニリンソウの株は増えていたが、未だ花は咲いていなかった。
東側の階段を上り、遊歩道を北へ戻る。落葉松林の梢が、緑色を帯びて来ていた。先刻図書館の南で目にした様に、小さな緑色の芽が吹いているものと思われた。陽当たりの良い場所の桜が、彼方此方で咲き始めた。先日前を通った折には未だ固かったハシドイの芽が吹いていた。
今朝は薄雲が広がっているが、陽は射している。彩色作業の合間に、残った内庭の数本の樹の冬囲いを取り終えてしまいたい。