25, 04. 2014 延胡索再び


朝方は雲が広がっていたが、朝食を終えて姪を送り出す頃には、空はすっかり腫れ上がっていた。前日よりも風が柔らかい。洗濯機を仕掛けて、彩色作業に入る。室温が上がって、今年初めてストーヴの火を止めた。予報では最高気温が20度と、報じられていた。海難事故の報道が喧しい。あり得ない程の不法の集積が、事故を起こしたのが明快になって来ている。この様な不法が罷り通るのが不思議な程の不法の集積で、命を奪われた若い世代が痛ましい。

2時半過ぎに散歩に出かける前に、水撒きをした。地植えの植物は心配ないが、降雨を当て込んで、義妹が戸外にかなりの量の鉢植植物を庭に出して出かけた為。もう随分長い期間、降雨はない。水撒きを終えて、散歩に出かけた。南西を廻ろうと、シラカバ公園を南へ抜ける。白樺の梢の色が変わって来ていた。垂れ下がった枝を見ると、枝に数多くの葉の芽が出ていた。東町公園を南へ抜ける。札幌の桜の開花は、5月3日と報じられていたが、此処の山桜は10日頃になりそうな気配。ナナカマドの芽も開き始めていた。春には相応しくない、赤茶色の葉を開く。





鉄道林前の道を西へ向う。鉄道林と道路には1m程の段差があって、低い土手の除雪で出来た雪の壁が漸く解けていた。エゾエンゴサクが出始め、小さな蕾を上げている株もあった。中央の沢の雪も殆ど解けて、オオバナノエンレイソウが咲く斜面に下りることが可能になっていた。庭のオオバナノエンレイソウが咲き始めたら、見に来ることにしよう。




アンダーパスへ続く道へ下りる階段の途中から、花序を伸ばして咲くエゾエンゴサクと花を開き始めたナニワズが見えていた。階段を下まで下りて、急坂の土手に入る。エゾエンゴサク青い花序を上げていた。アンダーパスから団地へ入る道の舗道脇にも、青い花が見受けられた。






坂道を上り、沢を渡る階段を下りる。溢れていた水が引いた沢の底は、土に塗れた枯葉がべったりと貼り付いていた。枯葉を突き破って出て来た緑も見える。ニリンソウも恐らく大事無く咲いてくれるものと思われた。沢を離れて、住宅街を北東に戻る。エゾムラサキツツジが花を開き始めた。それ程佳い花とは思われないが、開花が早いのが嬉しい。棘だらけのハマナスの枝に、新芽が吹いていた。




今朝も雲なく良く晴れている。日中の気温は22度との予報が出ている。植物の動きも、活発になって来るものと思われる。