22, 03. 2014 ハナノキ
春分の日の昨日は,小雪が舞う薄暗い一日となった。太平洋岸を北上して来た低気圧の影響で,道南と道東は酷い風雪に見舞われた。日射しは望めそうにないので,サンプル用の小さな陶板と小さなメビウスの輪,2本の筒の裏面に塗料を施した。透明度と色の変化を確認して,表面の塗装を施すことにした。
1時過ぎの電車で,札幌へ出かけた。山際の札幌の方が,雪は酷かった。数日の暖かさで姿を現したビルの前の植込みのツツジも,雪を冠っていた。道庁の北門から構内へ入る。南の池の畔を正門から南門へ続く八重桜が,雪の華を咲かせていた。
八重桜の間にハナノキがあったのを思い出し,雪を纏った枝を見上げる。目を凝らして,小枝の先の赤い芽を見付けた。折角花芽が膨らんで来たのに,これでは冬に逆戻り。高い梢にも,冬芽が多く見られた。雪が酷くなって来たので駅前に戻り,生花と茶菓を買い求めて戻った。消費税が上がる前の駆け込み消費か,商店街は人が溢れていた。
帰りの電車が最寄りの駅に着く頃には,雪は止んでいた。写真の処理をしていると,空が赤味を帯びて来た。3階の窓から北西を眺める。陽が西の雲の壁に落ちていった。
今朝は雲は高いが、曇空。オホーツク沿岸には,未だ警報が出ている。週明けは5度以上の気温の予報が出ているので,雪解けは進むものと思われる。