13, 03. 2014 三寒四温


地球温暖化の影響か,穏やかだった筈の列島の気候に変化が出ている。前日低温だった関東以南の地方は,一気に10度も気温が上がり4月並の気温となった。三寒四温などという言葉も,その内死語になるのかも知れない。予報が上手く外れて,昨日午前中は陽が射した。青の彩色には,何よりの陽光。午後に入って雲が広がり始めたが,雲間からの陽光を待って,作業を進めた。

2時半前に,買物がてらの散歩に出かけた。西からの雲が広がり,青空の領域は東に去っていた。前日より幾分気温が上がり,雪が緩んでいた。生垣のイチイから数多く下がった氷柱や,軒から下がった氷柱から水滴が落ちていた。高い2階の屋根には,2列に並んだ氷柱が下がっていた。少し暖かな日と真冬日が交互にやって来るので,この様な状態になったらしい。近隣では,最も早く花を開く桜を見上げた。ヒヨドリが数羽,桜の花芽を啄んでいた。先日デパートで桜の花の塩漬けを見付けて桜湯を楽しんでいるが,花芽もあの香りがあるのだろうか。




東の沢の西の道を,北へ向う。以前は雪で通り抜けられなかった三番通り手前の空地は雪捨て場となり,広く除雪されている。西側のお宅のサクランボは,未だ雪に枝を捉えられた侭だった。花芽が膨らんで色付いているので,折れてはいない。彼方此方にあるサクランボの冬芽にはヒヨドリが止まっていないので,桜の花芽の方が美味しいのかも知れない。三番通りを越えて,高速道路の西の道に入る。陽光が不十分で不機嫌な表情だったが,名称不明の樹々の冬芽が大きくなって来ていた。期待していた猫柳は,未だ殻が外れていなかった。





今朝早々とヒヨドリが飛来した頃には小雪が散らついていたが,現在は雪は止んで,雲間から青空が見えて来た。気温は2度まで上昇とのこと。今日も彩色の仕事が出来そうで,有難い。