08, 03. 2014 低気圧居座る


オホーツク海に居座る低気圧の影響で,前日の道東に引き続き,昨日は日本海側北部が風雪に見舞われた。東京でも降雪があったと言うから、低気圧の西側を廻って,寒気が下りたものと思われる。時折大きな量塊の雲が陽を遮ったが,雲は風で東へ去り,午前中は陽光に恵まれた。着彩を終えた筒は数日乾かして,防水塗料を施すことにした。荒しで入れる水滴は,塗料の上からメディウムを加えて施すことに決めた。大きな流れが出来たスパイラルの着彩を進める。仕上げの塗料は強度が欲しいので,サンプルや小さなメビウスの輪,筒の状態を確認してから塗料を調達することにした。

午後に入って雲が陽を遮る時間が長くなり,時折雪も舞い出した。2時半過ぎに,散歩に出かけた。降り積った雪で,道は歩き易くなっていた。強くはないが,北西の風が冷たい。やがて雪が止んで,青空が広がって来た。街路樹のシナノキの冬芽が,赤味を帯びて膨らんでいた。今年は花を付けるのだろうか。南の緑地帯に入る。遊歩道に隣接するお宅の庭木に,鳥の姿があった。コガラにしては少し大きいので,鷽かも知れない。




南へ進み,鉄道林前の道に出る。除雪で出来た雪の壁より,運び込まれた雪が高くなっていた。前日,札幌北部の新琴似の雪捨て場の雪が,高さが40mに達し,地盤沈下が起きていると報じられていた。それだけの量なら,夏までに融けないかも知れない。中央の沢の東の遊歩道に入る。斜面を見ると,根開けとまでは行かないが,樹々の周囲の雪が僅かに後退していた。中央の階段から沢に下りてみた。小川は流れていないのか、僅かに窪みが見えるのみだった。





遊歩道脇の雪の壁が融けて,レンギョウが姿を現していた。冬芽の先端が黄色く見える。花咲く春が待ち遠しい。