08, 03. 2017 芽吹いた桃


全国的に季節が逆戻りした昨日は、雲の動きが早く天候の変化が多い一日となった。ゴミの集荷日だったので玄関に飾ったあった桃の花を処分しようとしたら、花は枯れ萎んでいたが芽吹いて小さな葉を見せていたので、アトリエに運んでもう少し若葉を見ることにした。新鮮な緑の無い季節なので、芽吹いた若葉は嬉しい。



午前と午後に小一時間、晴間に合わせて仕事を進めた。西の雲が高くなって陽を遮り始めたので、散歩に出かけた。路面には水分の多い新雪が積り、滑る心配なく歩き易かった。駅前まで足を延ばし、焼き菓子を買求めて来ることにした。時折、雲間から陽が射して、青い影を作る。南の住宅街のシダレザクラの芽が、大分大きくなっていた。雲間から見える陽が、紫色を帯びていた。写真では発光体なので白く写ってしまうが、周囲の雲の色で想像して頂きたい。






駅前のスーパーで買物を済ませ、中央の沢の階段を下りる。階段も、遊歩道も雪が融けていた。沢の底を流れる小川が、雪の底から覗いていた。沢の東の遊歩道を、北へ戻る。2番通りを渡り、北の沢の遊歩道に入る。トサミズキの冬芽も、膨らんで来ていた。沢の西の雲に隠れた陽は、黄色味を帯びた通常の状態だった。南で見かけた紫入りの陽は何だったのだろうか。






沢を離れて、住宅街を東へ戻る。日野在住のHさんが、見事なサンシュユの写真を載せておいでだったのを思い出し、マンサクを見に立寄った。マンサクの開花が、待ち遠しい。昨秋花の咲いた跡の花序を見せていた木蔦が、大分姿を現して来ていた。



今朝は浮雲が多いが、青空も見えている。窓際に置いた桃の細く薄い若葉に、一足早い春を感じている。