21, 02. 2014 林檎の見張り番


列島に雪の被害をもたらした低気圧は、未だオホーツク海に居座っている。大分等圧線の間隔が広まって強い風は治まって来たが、天候は相変わらず変わり易い。陽の射す時間を立体の彩色に、陽が陰るとスパイラルの地塗りの時間に充てた。予定していなかった地塗りが進み、彩色の進行が遅れている。義妹が新たに刺した林檎に、早朝からヒヨドリが飛来している。先日の群の来襲の記憶があるのか、食べ終わっても梅の樹を離れない。

使い古しの小幅の平筆を使用していたが、凹凸のある面で毛先が磨り減って来たので、塗装用の平刷毛を買い求めて来ることにした。2時半前に家を出る。ナナカマド公園を東へ抜けて、東の沢へ向う。空は明るいが西の雲が高く、風花の雪が舞う。沢の西の道を北へ向い、空地を通って三番通りに出ようとした。空地の西側のお宅のサクランボの枝が、今年も雪に捉えられていた。間近で見る冬芽は、2種類あった。赤味を帯びて固まった芽は花芽で、単独の芽は葉の芽だろうと思われる。




三番通りを越えて、高速道路の西の道を北へ進む。花も実も目にしたことの無い名称不明の樹々の冬芽が膨らんで来ていた。此処のネコヤナギの芽は、未だ殻が固かった。西の雲が伸びて来て、雪が散らつく。東のスーパーで、使い易そうな小幅の刷毛3本と、絵具を溶く為のボールを買い求める。駐車場西の木立に,ヒヨドリの姿があった。






家に戻っても、未だヒヨドリが林檎の見張り番をしていた。夕刻雲が去って空が薄紅色になる頃、ヒヨドリは飛び去った。何処が塒なのだろうか。



昨夕あれ程晴れていたのに、今朝は雪が降っていた。現在雪は止んで、屋根の雪が落ち始めている。既にヒヨドリが飛来して、剪定し残した高い枝に止り、四方を見渡している。