20, 02. 2014 林檎争奪戦


昨朝の晴間は、長くは続かなかった。北西の風に乗って雪雲が広がり、小雪が散らつ来始めた。仕方なく、筒状の立体の内側の彩色に入る。床に設置すると内部は殆ど目に入らないが、表面を引き立てる色を施す。アトリエ前の梅の樹が騒がしくなった。何時もは多くても2羽の飛来なのだが、8羽も飛来して、林檎の争奪戦を展開していた。家の中では、猫達が口唇を横に広げて威嚇しているがお構いなし。入り乱れて飛び交い、刺してあった林檎を雪に落として飛び去った。







午後に入って、陽が射し始めた。表面の彩色に取り掛かる。一仕事終えた2時半前に、買物がてらの散歩に出かけた。未だ北東海上に低気圧が居座って、強い風が吹いている。ナナカマド公園近くのお宅の小振な楓の梢に、白い冬芽が出ていた。西の雲が分厚く高い。住宅街の中の畑に運び込まれた雪が、高さを増していた。





東の沢手前の公園にも、前日見かけたトチノキに似た大木が2本ある。毎年注意して見上げているが、花も実も目にしたことはない。西の雲が陽を捉えてしまった。遠方から梢が黄緑色に見える猫柳の殻は、未だ固い。





住宅を風除けにしながら北西へ向う。スーパーに入る前に、裏手の原野を見渡す。山並みも札幌市街も、厚い雲の中だった。