22, 02. 2015 早春の様に


昨朝空を覆っていた雲は9時過ぎには開け、青空が広がった。教室の間中、庭木の梅にヒヨドリツグミが交互に飛来して、林檎を啄んでいた。教室を済ませ手アトリエの床を磨き、彩色途中の和紙を床に水張りする。2時半過ぎに、買物がてらの散歩に出掛けた。

四方を見渡しても、浮雲が見えない。ナナカマド公園を東へ抜ける。ツルマサキの冬芽が増えて、芽も膨らんで来ていた。東の住宅街では、雪割りをする人々が散見された。敷地の中の雪を崩しているお宅もあった。雪の層に見えても接地面は凍っていて、割ることで早く融ける。屋根から迫り出した雪も、下の部分は氷になっている。軒先を通る折には、注意が必要となる。近隣では早く花を付ける桜の冬芽が、赤味を帯びて来ていた。







住宅街の枝道も所々アスファルトが出て歩き易くなって来た。東の沢まで足を延ばす。丘珠空港から飛び立ったのだろうか、真っ青な空を切り裂く様に飛行機が飛んでいた。沢の底から伸びる楓の梢が、赤く輝いていた。3番通りを西へ戻る。道路脇の雪が融けて、サクラソウの葉が出ていた。イネ科の雑草でも、此の時期の緑は嬉しい。スーパーに入る前に、裏手の原野を見渡す。浮雲は見えなかったが、山並みは霞んでいた。






思い買物袋を下げて戻る。剪定された藤ノ木の冬芽が膨らんで、赤く光っていた。今朝は薄曇り。夜分には雨の予報が出ている。此の侭春を迎えられるなら当地も住み易いのだが、3月の揺り戻しが懸念される。