08, 12. 2013 風花舞う


昨朝は快晴だったが、変化の多い天候となった。油絵を描きに見えた方々が,路面が滑って歩き難かった話して居られた。10時を過ぎて,青空に小さな白い浮雲が現れた。雲は西から東へと、ゆっくり流れて行く。やがて雲は量塊の大きな雲となり、時折陽を遮る様になって来た。教室を終えてアトリエの床を磨き,水に浸してあった磁器粘土を練る。均等に溶かすのは、かなりの力仕事になる。温めた礬水を加え,更に練り合せる。モデリングに程の良い状態に練り合せたら,2時半を過ぎていた。


夕食の素材を買い求めに出かける。朝に教室の方から羅臼産の刺身用のつぶ貝を戴いていたので,和食の献立を立てる。ナナカマド公園を東へ通り抜け,東の住宅街を進む。小公園では、小さな子供が父親に橇滑りをさせてもらっていた。滑り降りた子供に,父親が登って来る様に手招きしても,子供は動かない。父親のサーヴィスデイ。葉が臙脂色に染まっていたベニシタンは,葉も実も落ち始めていた。




東の沢に近付く頃,陽が遮られて気温がすっと下がって来た。風花の雪が舞う。陽の当たらぬ沢は,不機嫌な色合いを見せていた。イワガラミがあったのを思い出して見上げる。前日みた落葉松に絡まったイワガラミ同様,装飾花は茶色く朽ちていた。




三番通りを西へ戻る。西の空が晴れて来た。スーパーに入る前に,裏手の原野を見渡す。西の山並みは,雲に覆われていた。買い物を済ませて戻る頃,南西の雲に夕陽が沈んで行った。





夕刻南の空に三日月が見えていたが,今朝は牡丹雪が降って庭が白くなっている。牡丹雪は積るのが早いが,融けるのも早い。少し空が明るくなって来たので,余り降り積ることはあるまい。