22, 11. 2013 夕陽に追われて


朝方の雨は早々に上がり、前日より雲は多めだったが、昨日も夕刻まで雨は降らず終いだった。雨や霙が続いていた秋田県では土砂崩れの被害が出ている。太平洋の西之島の近くで、火山噴出に依る小さな島が出現した。富士山を北の頂点に、島々が一直線に並んでいる。地殻の変動が、大きな地震につながらねば良いがと気に懸かる。

二度目のモデリングを終えた2時半過ぎに、散歩に出かけた。風は強かったが、此の時期としては暖かい。下校する小学生の一団と出会う。早朝雨が降っていたのと、雨の予報もあって、皆使用せぬ傘を振り回している。南へ向い、東町公園を通り抜けた。シナノキは葉も托葉も落ちて、小さな冬芽を出していた。欅の落葉が進み、広い範囲に葉が降り積っている。歩くとふかふかして心地良い。葉が残っているのは、果樹と欅だけになった。



南の緑地帯に入る。此処も落葉で、遊歩道も埋められていた。緑地帯を離れて、住宅街を東へ向う。見事な花を見せていたシロバナハギが、無惨な姿になっていた。空家の筈だが、玄関前の切られた樹の枝の量が増えていた。佳い色を見せていたイチイにまで絡まっていた蔦は、すっかり葉を落としていた。葉を落とした柿の木に、実が残されていた。もう少し東のお宅で見かけた様に、干し柿にはならないのだろうか。






傾く陽に追われる様に、北東へ戻る。夏に新築されたお宅の庭の樹も、しっかりと冬囲いされていた。西日で硝子が赤く染まっている。もう9割程のお宅が、冬囲いを済ませている。家に戻って、3階の窓から西を眺める。陽が厚い雲に沈んでいく所だった。



昨夜は少し欠けた月が見えていたが、今朝は雨模様。気温も大分下がっている。今日は苦手の薄暗い一日となりそう。