23, 11. 2013 日々色褪せて


昨朝の雨は10時過ぎには上がり、薄日が漏れて来た。午後に入って、青空の領域が広がって来た。モデルの柘榴やマルメロが未だ健在で、富有柿はスーパーで見かけたので、札幌へ出かけるのを止めにした。札幌へ出かけると、午後の時間が全て潰れてしまう。明るくなった陽光に気を良くして作業を進めていたら、2時半を過ぎてしまっていた。柿と茶菓を買い求めに出かけた。

久々に、介護施設の南の道を東へ向う。トウグミが未だ葉を付けていた。住宅街の中の畑は、残っていた大根や長葱も収穫され、土が掘り返されていた。奥の方に藁で囲われているのは、越冬させる収穫物だろうか。




葉がすっかり落ちたエゴノキに、未だ実が下がっていた。良く見ると外皮が割れて、種子が見えている。東の沢側の公園のホウノキは、すっかり葉を落とした。沢の西の道を北へ向う。沢のカラマツも、葉が殆ど落ちていた。二番通りを越えて、沢沿いにあかしあ公園へ抜ける道を歩く。雪が積ると、此の道は通れなくなる。あかしあ公園は、冬囲いが済んでいた。エゾサンザシは縛られ、樹々の幹には補強の杭が縛られていた。西の雲が広がって来て陽が陰り、薄暗くなった。






沢を離れて、住宅街を北西へ向う。イチイの生垣の上から、バラの蕾が覗いていていた。程の良い大きな差形の佳い蕾。他のお宅のバラは、切り詰められて冬囲いされている。最後の花だろうに、切り取って生けたらと思うが、花に心あれば戸外で咲いている方が良いのかも知れない。西の空が少し明るくなって来た。スーパーへ入る前に、原野を見渡す。湿度が高いのか、手稲山が大きく見えていた。買い物を済ませて戻る頃、西の空が赤味を帯びて来ていた。




今朝は青空が広がり、西の高い空に半分程欠けた白い月が見えている。今日明日は好天らしいが、来週は雨の後に、雪の予報が出ている。外界は益々色を失っていくことと思われる。