10, 10. 2013 嵐が去って


心配された台風24号は、日本海温帯低気圧となり、大きな被害を出さずに太平洋へ駆け抜けた。南から吹き込む気流で、10月初旬というのに、真夏日の地点が続出した。北海道は例年よりは気温が高めながら、秋が深まって来ている。取分け暑く長い夏だったのに、また真夏日の到来とは。体調に影響せぬかと案じられる。

予報よりも早く降り出した雨の中を、夕食の素材を買い求めに出かけた。ナナカマド公園に、未だハナトラノオが咲いていた。庭の白い種はもう一月も前に切り詰めてある。公園に隣接するお宅で、クジャクソウやエゾノコンギクが咲いていた。此処のハナトラノオは、終盤になっている。もう一軒、ジョウロウホトトギスが咲くお宅を見付けた。ツリフネソウが未だ花を付けている。向日葵が庭中に植えられていたお宅を思い出した。向日葵は既に刈り取られ、インドハマユウも葉のみを残して切り詰められていた。葉が紅葉し、暗紫色の実を付けている花木があった。どの様な花を咲かせていたのだろうか。






公園を東へ通り抜ける。未だ朝顔が花を付けていた。無花果のあるお宅の前を通る。随分みは付いているが、今年もとうとう色付かなかった。長い時間をかけて改築されたお宅では西側が玄関となり、玄関前にカーポートが造られている最中だった。これ程ゆっくり進む工事は、見たことがない。未だ葉が青い蔦があった。実も色付いては居らず、翡翠玉の様に雨で光っていた。






買い物を済ませて南西へ戻る。イチイに絡まった蔓が黄色く染まっていた。良く見るとノブドウだった。エゾノコリンゴはすっかり熟している。未だヒヨドリの姿を見ていない。ツリバナは最終盤。路面に実が落ち始めていた。生垣のドウダンツツジが真っ赤に色付いていた。






台風が東へさって、今朝は久々に雲なく良く晴れている。風もなく雨の後だけに、空の青が美しい。