21, 10. 2015 熱気を洗う雨


前夜から雨が降り始めた昨日は、日中小一時間程降り止んだが、雨は終日降り続いた。日が射さぬので薄暗く、手仕事をして過ごす。正午を過ぎて青空が広がり始め、しめたと下地の絵具を施す。晴れている内に浅漬けの素材を買求めて来ようと出掛けた。

コノテガシワの金平糖の様な実の突起部分が、随分色味を増していた。南を廻って来ようと、ナナカマド公園を南へ抜ける。ナナカマドの葉や実が、随分落ちていた。ヤマブドウの葉で覆われるエゾノコリンゴが、漸く姿を現して来た。未だ色付かぬ実もある。少し東の畑のウイキョウが、切り揃えられてあった。晴れて陽が射していたのに、何時の間にか雨雲が空を覆っていた。





ぽつぽつと、雨粒が顔に当たり始めた。進路を北に変え、スーパーを目指す。ギボウシの葉が色付いていた。ユリ科の植物の葉は融ける様に朽ちるので、早めに切り詰めた方が良い。漬物用だろうか、空地の畑には、大根とキャベツが残されていた。空地の蕨の葉が、佳い色に染まっていた。夜分の低温で、紫陽花が佳い色になって来ている。隣のお宅では、紫陽花は根元近くまで切り詰められていた。







東のスーパーで買物を済ませて外へ出ると、雨は小降りになっていた。駐車場奥の木立のヤマブドウの葉が、すっかり色付いていた。寄り道をせずに戻る。南の住区の柿程ではないが、何時も見て通る柿の実の色が、強くなって来ていた。植えたことがないので花期が判らないが、カラーという種は此の時期に咲くのだろうか。白いカラーが花を付けていた。雨は殆ど気にならぬ程に治まり、雲間から青空が覗いていた。





夕刻から降り始めた雨は、今朝は止んでいる。たっぷり雨を吸い込んだ敷石が、黒ずんで見えている。今朝の最低気温を見ると、道央では氷点下になった地点が幾つかあった。一雨毎に、気温が低くなって行く。