12, 09. 2013 狐の嫁入り


昨日は気温が高く、陽は射しているのに時折雨が降る不安定な天候となった。前日切り詰めたスモークツリーの処理に取り掛かろうとしたが未だ葉が萎れておらず、後日に廻して先日切り詰めたアメリオニアザミの処理をする。何日も干してあったので葉は乾いていたが、幾分は弱まったものの棘は未だ痛かった。西の境界付近のハナトラノオとユウバリシャジンも切り詰めて、ゴミ袋に刻み込んだ。青空が広がっているのに、時折雨が落ちて来る。低層を走る黒雲の仕業。花期の終った植物を切り詰めて、西側は少しすっきりした。



2時前に、買い物がてらの散歩に出かける。強い風が心地良く感じられ程蒸し暑い。ナナカマド公園を東へ抜ける。塀の前で、エゾトリカブトが咲いていた。種子を買い求めて蒔いたり、西の沢で種子を採って蒔いたりしたが、芽を出さなかった。花の少ない時期、色も姿も佳い植物。蔓ものの多いお宅で、トドマツの奥にセンニンソウの蕾が見えていた。スプレー咲きの向日葵が咲いていた。人間の欲望が生み出したスプレー咲きは、最初はカーネーションやバラだったが多種に及び、数年前から向日葵にまで及んだ。向日葵は頭頂に大きな花を1輪付けるのが好ましい。





屋根からの落雪で枝が折れたナツツバキは今年も佳く花を付け、数多くの実が生っていた。最も早く袋がけをされた林檎の実が、赤くなっているのが見える。東の沢の西の道を北へ向う。白い花を付けていたタラノキに、小さな実が出来ていた。沢のホウノキの実も、赤く色付いていた。






三番通りを越えて、北の住宅街に入る。袋を掛けられていない小振の林檎が、真っ赤に色付いていた。どの様な花が咲いていたのだろうか、細々とした若木に暗紫色の実が下がっていた。葉が紅葉し始めている。久々に薩摩芋を見に立寄った。他の作物は大分収穫が済んで、薩摩芋がポツンと残されていた。葉の付け根に白い突起が見えたが、これから花が咲くことはあるまい。スーパーに入る頃、また雨が降り出した。西の空は明るいが、山並みは霞んでいた。原野の叢は、日に日に色を失って行く。







買い物を済ませて外へ出ると、雨は上がっていた。オオウバユリの実が、黄ばみ初めて来た。チィロク枯れ色になり、実が割れて来た頃が種子の採取時。葉の長い無花果は、今年も実を付けそうにない。歩道まではみ出していた柿の枝には、竹が添えられていた。



昨夜も降雨があり朝方は雲が多かったが、次第に青空が広がって来ている。週末から連休にかけて、雨の予報が出ている。雨が来る前に庭仕事を進め、秋晴れが続いたら、モデリングングの仕事を落ち着いて進めたい。