25, 09. 2014 キレンゲショウマ


お彼岸が過ぎて、外仕事に向いた気温になって来た。程の良い季節は短いので、庭仕事に精を出す。茫々と枝を伸ばしていたバイカウツギコデマリを切り詰めた。バイカウツギは佳い花を付けるが、新芽の枝を恐ろしく長く伸ばす。

2時半過ぎに、買い物がてらの散歩に出かけた。モクレンの実が色付いて、在処が見えていた。実が青いと葉に紛れて見分けが付き難い。ナツハゼの葉が赤味を増し、実は黒味を帯びて来ていた。無花果は今年も色付きは望めそうにない。庭で色付いたコウライテンナンショウを思い出し、久々に窪地を覗こうと普段あまり歩かぬ道へ入った。大きな株のキレンゲショウマが咲いていた。未だ蕾も付いているが、朽ちた花も見える。陶芸家のK・Kさんの工房前にあったキレンゲショウマを思い出した。今年初めて花を付けたキレンゲショウマを大切に育てたい。







小公園に隣接する窪地を見下ろす。栗が良く実を付けていた。窪地へ下りる階段まで進んで、足が止った。今年も不要な草刈りが施され、オオウバユリもコウライテンナンショウも姿がなかった。3番通りを西へ戻る。1年程空家になっていたお宅が改装され、鍼灸の施療院になっていた。庭は其の侭残され、シロヤマブキが実を付けていた。スーパーに入る前に、裏手の原野を見渡す。アキノエノコログサがすっかり枯れていた。やがて雪に埋もれ、朽ちて土に還る。






夕食の素材を買い求めて戻る。中央分離帯のイヌエンジュに、枯れ色になった実が見えていた。極端に切り詰められたモクレンに、未だ花が見えていた。通常のモクレンは実が色付いているのに、人間は酷なことをする。



温帯低気圧に変じた台風16号は、近畿や関東地方に雨を降らせている。大平洋には17号も発生したとか。昨夕吹いていた風が治まって、今朝は青空が広がっている。