04, 09. 2013 愚図つく天候


列島に居座る前線を北上して来た台風が刺激して、雨の範囲が広まっている。不安定な天候は竜巻まで引き起し、関東北部の竜巻は大きな被害をもたらした。前夜からの雨が上がった10時過ぎに、気に懸かっている梅と石楠花の剪定に取り掛かった。石楠花は難なく切れるが、長く伸びた梅の枝は手強い。過日実を採った折に、手が届く枝は切り詰めたが、未だかなりの長い枝が残っている。丈を伸ばせる剪定鋏を使用するが、中々上手くは切れない。半分程切り詰めて、手に力が入らなくなったので取り止めた。レンゲショウマがまた一輪、開きそうになって来ていた。




空が暗さを増して来たので、雨が降らぬ内にと、散歩に出かけた。膝を付く作業を休んでいるので、膝の調子は良い。南東を大きく廻って来ようと、東へ向う。シモクレンが実を付けていた。昨年よりも実の数が多い。ナナカマド公園を南へ通り抜ける。南の住宅街で、芯を切り詰められた林檎に、実が生っていた。赤く色付いているが、余り美味しそうには見えない。桃の木を思い出して立寄る。実がまた一回り大きくなって、佳い色に色付いていた。






鉄道林前の道に出る。林の前に、白い花が咲いていた。オトコエシだろうか。昨年見付けたマルメロを見に立寄る。四方に伸ばしていた枝が切り詰められて無惨な姿だったが、実は良く付けていた。以前は農家だったと思われる此のお宅は敷地が広く、野菜の他に果樹も多い。東側には葡萄が色付き、プラムと思われる果樹が、実を付けていた。





道路から見下ろす窪地は、伸びきった雑草が倒れていた。エゾトリカブトが花を付けていた。団地の東端を北へ向う。ハルニレのある公園へ入る。斜面に付きそうに伸びていたハルニレの下枝が切り取られていた。花を付けるのが遅かった栗にも毬が付いて、枝が重そうに下がっていた。沢に棲んでいるエゾリスには、佳い食料になる。




東の沢に沿って、北へ向う。沢に隣接するホウノキの実が色付いていた。黴が出て実を処分したので、また実を拾わなければならない。物置の壁前のフウセンカズラが伸びて、夥しい数の実を付けていた。ポツンと雨粒が顔に当たった。足を速めて戻る。家に着いて10分程で、雨が降り出した。



昨日来の雨が、未だ降り続いている。今日は終日雨の予報。スカッと晴れた秋空が待ち遠しい。