20, 07. 2015 オニグルミ


列島南部から北上した梅雨明けは、関東甲信地方まで達した。梅雨明けと同時に真夏日猛暑日となり、熱中症の被害が多く出ている。水難事故が多いのも、気に懸かる。前夜からの雨は上がったものの、陽の殆ど射さぬ薄暗い日曜日となった。洗濯機を仕掛けて、部屋の片付けをして過ごす。雨の後なので北東の角に広がった笹の始末でもと思ったが、湿度が高くて気分が乗らない。

日射しを待ったが晴れそうにないので、仕事を諦めて1時過ぎに散歩に出掛けた。歩道に街路樹のシナノキの花が、散り始めた。1週間程の花期だったろうか。前日見かけたテウチグルミを思い出し、南のオニグルミを見て来ようと南へ向かった。




住宅街を南へ向かい、鉄道林前の道に出る。フラワーロードとか称して、近隣の庭から溢れた植物が植えられているが、野草のヒヨドリグサの方が佳い。オニグルミの実も、大きくなっていた。花序を屹立させて花を付けるので、実の付き方がテウチグルミとは異なる。沢の底から路面までかなりの高さがあるので、小さなオニグルミは眼下に見える。サワシデも未だ白い花序を下げていた。ハリエンジュの枝に、花の跡の莢が出来ていた。暗褐色の莢を見て、先日見かけたイタチハギを思い出した。








道路の北側のお宅のノブドウが実を付けていた。小さな実だが、もう膨らんで色付いた実もある。更に東のサルナシを見に立寄る。昨年よりも更に多い実を付けていた。東の空が晴れて来た。ハルニレのある公園を通り抜ける。真っ白に咲いていたシロバナツメクサが、刈り取られていた。







1番通りを渡り、住宅街を折れ曲がりながら北西へ戻る。つい先日満開だったツルマサキの花の跡に、小さな実が出来ていた。今朝ものっぺりとした曇空。仕事は出来そうにないので、笹退治でもすることにしようか。