20, 08. 2013 驟雨
不安定な大気の状態が続く。昨日も朝方は良く晴れていたが、10時過ぎに突然空が暗くなり、俄雨が降り出した。義妹が慌てて、庭に干してあった洗濯物を取り込んだ。道南の雨は治まったが、前線が南下して東北地方が雨に見舞われている。鹿児島では、桜島の噴火で、雨ならぬ灰の降下。次々と災害はやって来る。高温と高湿度で、陶土入りの礬水の乾きが悪い。一度完全に固化したと思われる部分にも亀裂が入り出した。忍の一字、補正が続く。
2時半過ぎに散歩に出かけた。膝の状態が思わしくない。庭を一巡して、膝の調子を取り戻す。シュウメイギクが蕾を上げていた。ヒメギボウしが咲き出していた。
気の滅入る作業の後で、広い空が見たくなった。北の四番通りへ向う。葛の花が、先に咲いた花序の下の方が地始めていた。先端まで開花するには、未だ間がある。向日葵は花弁が落ちている株も散見された。道路脇の真っ白い帯になっていたノラニンジンも、色褪せて来ていた。シロバナシナガワハギは、殆ど花が落ちていた。 替わって勢いを増して来たのは、セイタカアワダチソウ。やがて野は、此の種に席巻される。
空が暗くなり、雨粒が顔に当たった。此の通りには店舗がなく、雨宿りが出来ない。高齢者の介護施設が併設された病院に、長く突き出た屋根付きの通路があるのを思い出して急ぐ。通路の屋根下に辿り着い間もなく、滝の様な雨が落ちて来た。駐車場のアスファルトに降った雨が、水飛沫を立てる。通路の北に見える中学校のグラウンドは、道路から低い位置にあることもあって、湖の様に見えていた。15分位雨宿りをして、漸く雨雲が去った。
東へ向い、農場の間の道を南へ進む。日が射し始めて、蒸し暑さが酷くなった。薩摩芋を見に立寄る。葉が繁り大きくなっていたが、花は見当たらなかった。近所のお宅で、白い蔓生の花を見かけた。さ園芸種と思われるが、楚々とした佳い姿の植物。三番通りに戻ると、東の低い空に、虹が出ていた。住宅街を南西に戻る。柿の木の実が大きくなり、実の重みで枝が歩道の方まで突き出ていた。
今朝は曇空。気温は幾分下がっているが、湿度は高い。からっと晴れた秋晴れが望まれる。