19, 08. 2013 忍び寄る秋
長い前線の尾を引く低気圧が北上し、北海道はその影響を受けて大気が不安定となった。天気予報には、様々な警報や注意報が並ぶ。道南の渡島半島と日高が強い雨に見舞われた。当地の雨は9時過ぎには上がり、午前中は青空も見えたが、午後はまた雲に覆われた。気温も湿度も高く、少し動くと汗ばむ。洗濯機を仕掛けて、モデリングの作業に入った。
高湿度の所為か、粘土の乾きが悪い。午前中に施した陶土入りの礬水が午後に入っても乾いていなかったので、先に国道にあるホームセンターへ買物に出かけることにした。ナナカマド公園を南へ抜ける。早く花を開いていた大きな紫陽花は盛りを過ぎ、装飾花が変色し始めていた。やがて霜が当たると、装飾花は深い色に変じる。南の住宅街で、余り美味しそうには思われないが、桃が赤く色付いていた。一番通りを東へ進む。小学校近くの畑では、キャベツが大きくなり、馬鈴薯や玉葱が収穫が近い状態になっていた。何故か、畑の中に、クレオメが咲いていた。
大分花が落ちていたが、ノウゼンカズラが未だ花を付けていた。更に東の高い塀の上から、フサフジウツギが覗いていた。沢に向って歩道は下降しているので、かなりの落差がある。両種とも特別好きな花ではないが、旅先で見た思い出に繋がる。
開花が遅かった東の沢のオオバボダイジュの大木は、未だ実を付けていた。煉瓦工場の前を通り、東へすすね国道へ出る。ホームセンターで、電球や教室の折に敷くビニールクロスを買い求めて戻る。かなり大判のクロスを各自に渡すのだが、油絵具の汚れが酷く、〓々取替えなければならない。床を汚されずに済むので、時折新たなものを分配する。
帰りは高速道路の西の道を通る。煉瓦工場の北に続く、公園の木陰を歩く。少雨で高温だった夏の影響で、樹々の緑が疲れ果てている。銀杏は、葉の先端が赤味を帯びていた。公園の西側のイワガラミも、装飾花が枯れ始めていた。空地のイネ科の植物は枯れ色になり、未だ花を付けているノラニンジンと風に揺れていた。
今朝は早朝から良く晴れている。雨の後で、空の青が美しい。最高気温30度の予報が出ているが、湿度が下がって風が心地良い。