21, 08. 2013 サギソウ
昨日も8月も下旬とは思われぬ蒸し暑い日が続く。南下した前線は東北や北陸地方に大雨と強風をもたらし、列島南部では猛暑日が続いて、渇水状態になっている。更に南の離島には、台風が接近している。実りの季節が近付いているのに、農作物への影響が懸念される。
朝方の雲が切れ、作業をする手元が少し明るくなって来た。一仕事終えて、3分の1程ゴミの入った袋を持って庭に出る。咲き終わったツリガネニンジンやルリタマアザミを切り詰める。頭が重くなって通路を塞いでいた紫陽花も、剪定代わりに切り詰めた。袋が一杯になる頃、空が急に暗くなって来た。前日の驟雨を思い出し、急いでゴミ袋を集荷場所へ運んで家に入る。大粒の雨が10分程降り続いた。
1時過ぎにも驟雨がやって来た。作業の区切りが付いた2時前に、散歩に出かける。ぎくしゃくする膝の調子を整える為に、庭を一巡する。細い茎に重そうに蕾を付けているレンゲショウマが中々開かない。サギソウが咲き出した。今年は花が付かないのではと心配していたナツエビネに、花序が3本上がって来ていた。
南西を廻って来ようと、住宅街を折れ曲がりながら南へ向う。薄が穂を出していた。ウドが花を付けている。もう1軒、西の住宅街の庭でもウドを見かけた。
生垣の上から、背丈のあるルリタマアザミとワレモコウが覗いていた。メビウスの輪と悪戦苦闘しているうちに、季節が移っている。以前から気に懸かっている名称不明の花木に、小さな実が鈴生りになっていた。やがて、実は赤く色付く。中央の沢の東の遊歩道に入る。キンミズヒキが咲き始めていた。イワガラミがあったのを思い出して、落葉松の樹を見上げる。装飾花が赤く色付いていた。北の沢も廻って戻る積りでいたが、西の雲が怪しくなって来て、沢を離れた。
住宅街を東へ戻る。木瓜が数多くの実を付け、色付いていた。一度も切られていないノラニンジンは、種子を形成し始めている。久々に、赤い枝の木の前を通った。白く小さな花は終り、白い実を付けていた。
朝方は雲が多かったが、先刻から青空が広がって来ている。気温が幾分下がり、湿度も下がって過ごし易い。膠の状態が良くなると良いのだが。