03, 07. 2013 馬鈴薯の花


昨日も晴れて青空が広がったが、空の青は随分弱まった。ゴミ袋を集荷場所に運ぶついでに、庭の通路脇の雑草を取って袋に詰め込む。黄色い花を付けるカタバミが咲き始めた。可愛らしい姿だが、花の跡の種子を飛ばして良く増える。根は垂直に深く、可憐な容姿に似合わず引き抜き難い。30分程時間をかけて、カタバミを退治した。あと僅かでメビウスの輪の天地を返せるのだが、未だ躯体を支える程の充分な厚みに達していない。ひたすら、モデリングの作業を続ける。長時間膝を付いての作業が続くので、両膝に胼胝が出来てしまった。

2時半過ぎに散歩に出かけた。強い風が湿り気を含んでいた。風があるのに蒸し暑い。南東を少し廻ろうと、南へ向う。道営アパート跡の空地の大きなトウグミは花を落とし、小さな実が出来始めていた。住宅街の中の畑では、馬鈴薯が花を開いていた。線対称の端正な形状をしている。フランスの宮廷で、馬鈴薯を象ったアクセサリーが流行ったと本で読んだ記憶がある。白い花の他に、薄紫色の花も咲いていた。ズッキーニが実を付けていた。3年前一人旅をしたスペインの市場では、花を付けた状態のズッキーニが売られていたことを思い出した。






生垣のイボタが、白い花を開き始めていた。小さな花ながら、結構強い匂いがある。竹とんぼの様な実が花の様に鮮やかな赤い紅葉が、風に揺れていた。葡萄の垣根に立寄る。茶色の実を付ける葡萄は実が少し膨らんでいたが、緑色の実を付ける葡萄は、葉が虫の害で穴だらけになっていた。2種並んでいるのに、茶色の実の葡萄には害がない。





一番通りを東へ向う。小学校近くの畑でも、馬鈴薯が花盛りだった。手前はキャベツだろうか。東の沢の西の道を北へ戻る。イネ科の植物が背丈を伸ばし、強い風に波打っていた。住宅街を北西に戻る。桜の実が暗紫色になって、地面に落ちている。踏まれると、アスファルトを暗紫色に染める。カルミアが開き始めていた。別名アメリシャクナゲ。花が開く前の蕾が可愛らしい。梢の先端の葉が、赤い紅葉があった。紅葉は種類が多く同定は難しい。





今朝は曇空。午後からは雨の予報が出ている。庭の植物には良い雨だが、薄暗く鬱陶しいのが敵わない。