25, 05. 2013 華やぐ庭


昨日朝方の雲は次第に切れて、11時過ぎには青空が広がり始めた。ゴミの集荷日だったので、庭のゴミが詰め込まれたゴミ袋を集荷場所に運ぶ。未だ余り花を開いていない株もあるが、庭の彼方此方のシラネアオイが見頃になって来た。クロフネツツジも八分咲き、散り始めた梅と共に、内庭を明るく彩っている。例年なら此の時期はもう少し気温が上がる筈だが、相変わらず気温は低く風も強い。庭仕事をする気分になれず、午前中はスパイラルの仕上げをした。





正午を過ぎて空は晴れ渡り、日射しが強くなって来た。厚手のカーディガンを羽織り、庭に出る。K氏から頂戴した植物を植え込む作業を始める前に、教えて頂いたヤマシャクヤクの親株に腐葉土を与える。3本でていた茎は1本となり、離れた位置に小さな芽が出ていた。機嫌を直してくれると有難い。数多くのポットの中から、タカクマホトトギスの名札が付けられたものを見付けた。初めての東京での個展の折に、青山の第一園芸で求めたタカクマホトトギスの横に植え込んだ。以前からあった種は葉の縁に僅かに赤い斑が入っているが、頂戴した種は斑が入っていない。こちらの方が原種に近いものと思われる。オオバウマノスズクサと名札が付けられた種を植え込む。ササユリの名札がある種を、シロバナシラネアオイの奥に植え込んだ。少し茎が伸びて横たわっていたが、葉はしっかりしているので、根付いてくれるものと思われる。






腐葉土が足りなくなったので、今日のモデルの花や茶菓と一種に買い求めて来ることにした。戻ってからもう少し植え込みの作業をしたかったので、廻る道をせずに北東へ向う。三番通り手前の窪地は、散り始めた桜と若葉が出揃った落葉松が佳い色調を見せていた。何れだけ雪を運び込んだものか、未だ少し雪が残っていた。階段周りは雪が完全に融けていたので、下りてみる。エンレイソウが大きくなり、シロバナエンレイソウも咲いていた。ヨブスマソウやコウライテンナンショウが背丈を伸ばし始めていた。







庭仕事をされる方が多い所為か,用土の棚は空いていた。店員に腐葉土がないかと尋ねる。奥の倉庫まで行って探して下さったが、品切れとのこと。来週にならないと入荷しないと言われた。茶菓を買い求め、三番通りを西へ向う。中央分離帯の樹々は、芽吹いた梢が量塊を増して来ていた。鴉の巣を見上げる。親鳥が見えていたので、未だ巣立ってはいないらしい。西の生花店で花を買い求め、シラカバ公園を通り抜けて戻る。ルパーヴと思われる植物が、奇怪な花序を上げていた。冬から見上げていたサクランボが漸く花を開き始めていた。






昨夜は満月に近い月が見えていたのに、今朝は曇空で風が強い。何時まで低温が続くのだろうか。農作物への影響が懸念される。