25, 04. 2013 カタクリ発芽


うららの春を感じさせる前日から一転、昨日は曇空で風の強い一日となった。形状の決まったスパイラルの6段目と最後のパーツに、陶土入りの礬水を施す作業を進める。6段目から継ぎ足したパーツで、最下段は1m30cmを超えている。幅も広がって、中々厚みが付かない。午後に入って空が暗さを増して来た。雨の予報が出ていたことを思い出し、区切りがついた2時前に、買物がてらの散歩に出かけた。

歩き出す前に庭を廻る。家の東側の屋根からの落雪も大分嵩が減って、屋根から離れた位置は歩ける様になって来た。カタクリが出て、蕾を付けていた。オキナグサが白い綿毛に包まれた芽を出していた。




ナナカマド公園を東に通り抜け、住宅街を東へ向う。ぽつぽつと雨が落ちて来た。日が射さなくても、沢の樹々の芽の色が異なるのが判る様になって来た。沢に沿って北へ向う。沢を離れて住宅街を西へ向おうとして、不敵な面構えの猫と出会った。丁度此の位置で、昨年春にキタキツネに出会ったことを思い出した。球根植物が佳い色の花を付けていた。塀と道路の間の土地に、キバナノアマナが植えられて花を付けていた。





西へ進み、三番通りの傍の窪地に入る。投げ込まれた雪は未だ残っていたが、窪地の中段も下段も雪が消えていた。冬に折れた落葉松は小さく切られて、纏められてあった。下段へ下りる階段が未だ雪に覆われているが、雪が消えると野草に出会える。




前日蕗の薹の下拵えをしてあるので、これに合った食材を探す。長崎産の鰤が出ていたので、主菜はこれに決めた。もう一品副菜用の素材を買い求めて戻る。中央分離帯の大木に架けられた巣に、鴉の姿が見られた。もう雛が生まれているらしい。未だ枯れ色の野原で、エゾノギシギシがもう葉を広げていた。



今朝も雲が多いが、雲間から青空が覗いている。相変わらず、風が強い。作業の合間に玄関前の冬囲いを取除くことにしようか。