04, 03. 2013 吹雪が止んで


発達した低気圧による猛吹雪は、道北や道東で荒れ狂い、犠牲者を出した。車に閉じ込められての犠牲者だった。車が走行不能となり、多くの人々が避難所で夜を明かしたと報じられていた。当地は幸い積雪量は少なかったが、あの強い風に雪が加わると、白い闇が出現するのは容易に想像出来る。洗濯機を仕掛け、先週両端を固めた立体に、陶土入りの礬水を施す。同程度のサイズの立体を作る準備をした。

2時前に買物がてらの散歩に出かけた。頭上から東は良く晴れて、西は雪雲に覆われていた。ナナカマド公園を南へ通り抜ける。強風で折れた小枝が落ちていた。住宅街の中の小公園の樹々の梢が、黄緑色に見えていた。東の沢に隣接する公園は、もう雪を積上げようもない程、雪の壁が高くなっていた。赤く輝く楓の下の枝が見えなくなっている。ホウノキは雪の壁に遮られて、梢の方しか姿が見えない。東の沢のネコヤナギ芽が大分膨らんで来ていた。







沢に沿って北へ向う。前日北の方の窪地の落葉松は、黒々と聳えて風に身を捩っていたが、晴れると落葉松の梢は赤味を帯びて見える。沢を離れて、二番通りを西へ戻る。歩道脇の雪の表面が、逆光で光っている。そっと手を触れて見た。湿り気の多い前日の雪が、凍っていた。買物を済ませて、西へ戻る。西の空は、雪雲が迫り出して来ていた。昨年楽しませて貰った柿の木に、冬芽が出ていた。





西の雪雲が広がったか、昨夜5cm程の降雪があった。今朝は快晴。西の空も青く晴れ渡っている。