13, 04. 2013 名残りの雪か


朝方の雪は程なく止んだが。気温が下がり,陽も殆ど射さぬ薄暗い一日となった。先週買い求めたモデルの生花の持ちが良く,今週は買わずに済みそうなので札幌へは出かけず,スパイラルの5段目に厚みを加え,6段目も成形した。あと僅かの和紙を継ぎ足すことで、求める形状が得られることが判った。ひたすら陶土入りの礬水を施す作業を続ける。

1時半過ぎに,茶菓を買い求め方々の散歩に出かけた。風が強く冷たい。湯歩道が乾いたナナカマド公園を通り抜け,南東に向う。高い塀から突き出た枝に,ネコヤナギが黄色い花粉を見せていた。一番通りを東へ向う。一番通りから沢伝いに二番通りの公園へ抜ける遊歩道の雪が解けていた。急な階段の昇降を3度も繰り返す道なので,5月に入らないと此の道は通れない。沢の東側のお宅の,イチイの樹が折れていた。





すっかり姿を現した煉瓦の山を見ながら,高速道路の西の道を北へ向う。ミヤマハンノキの雄花が長く穂を伸ばしていた。公園側に片寄せられた除雪の雪の壁が高く,未だ公園には入れない。公園に沿って,二番通りを西へ戻る。公園の小川は水が溢れてはいなかった。通りを渡って,北側の沢を覗き揉む。此処も水が溢れている様子はなかった。何故中央の沢や北の沢の水が増えているのか判らない。





沢に沿って北へ向う。観察点にしているネコヤナギは,未だ花粉は見えていなかった。沢を離れて三番通りのスーパーへ向う。焼き菓子とオレンジピールショコラを買い求めて戻る。時折薄日は射すが、雲は厚く流れは早かった。冬期間雪に埋っていた椿が姿を現していた。玄関脇で,除雪の雪をすっぽり冠っていた。葉の損傷もなく,蕾を付けている。葉が傷んだ椿を数多く見て来たので,心が安まった。




夕刻また雪が降り出したが,今朝は止んでいる。空はねっとりとした曇空。うららの春は中々やって来ない。